AIアシスタント連携規格「MCP」に対応しました
製造業向け販売管理・生産管理システム「FactoryAdvance(ファクトリーアドバンス)」は、AIアシスタントと外部システムをつなぐ標準規格 MCP(Model Context Protocol) に対応しました。これにより、対応するAIアシスタント(Claude など)との会話の中から、FactoryAdvance の業務データを直接参照・操作できるようになります。
そもそもMCPとは
MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部のデータやツールを安全につなぐための共通ルールです。Anthropic 社が公開したオープンな規格で、いまでは多くのAIツールが対応を進めています。
イメージとしては、機器をつなぐ「USB」のような共通の差込口です。これまでは「このAIと、この業務システムをつなぐ」たびに、専用のつなぎ込みを個別に作る必要がありました。MCPに対応していれば、対応するAIと対応するシステムを、共通の作法で組み合わせられます。
つまり今回の対応で、MCPに対応したAIから、決まった安全な手順で FactoryAdvance のデータにアクセスできるようになった、ということです。
対応AIアシスタントから、話しかけるだけで使える
MCPに対応したAIアシスタント(Claude など)に FactoryAdvance を一度登録しておけば、あとは日本語で質問するだけ。画面にログインして目的のページを探さなくても、その場で答えが返ってきます。
たとえば「案件 26-00048 の納期は?」と入力すると、AIが FactoryAdvance のデータを読み取り、案件名・顧客・ステータス・納期をまとめて回答します。

このほかにも、次のような質問にその場で答えます。
- 「今週納期の受注を一覧にして」
- 「来週の機械の負荷状況は?」
- 「A社の未請求分をまとめて」
参照だけでなく、AIによる操作もサポート
今回の対応では、データの参照に加えて、一部の業務操作にもAIから対応できます。
参照できる主な情報
- 案件・受注明細の検索、工程の予定/実績/予測納期
- 見積、発注、納品、請求(締め請求を含む)の検索
- 取引先の検索
- 機械別・担当者別の負荷状況
AIから行える操作
- 案件への社内メモの追記
- 工程の移動(連動する工程を含めて事前プレビュー → 確認のうえ適用)
- 締め請求書の発行(対象明細と合計を事前プレビュー → 確認のうえ発行)
操作系はいきなり実行するのではなく、プレビューで内容を確認してから適用する二段階の仕組みを採用。意図しない変更を防ぎます。
セキュリティと監査を重視した設計
業務データを扱う以上、安全性は欠かせません。FactoryAdvance のMCP連携は、次の考え方で設計しています。
- アクセス権限の分離:参照用と操作用で権限を分け、参照だけを許可することも可能です。
- 全アクセスの記録:AI経由の参照・操作はすべて監査ログに記録され、管理画面から確認できます。
- 二重の認証:AIと連携基盤の間、連携基盤とシステム本体の間、それぞれで認証を行います。
「AIに任せつつ、誰が・いつ・何を見て・何を変えたか」を後から追える状態を保ちます。
今後について
FactoryAdvance は、生成AIを現場の生産管理に安全に活かすための機能拡充を続けます。MCP連携で対応する操作の種類も、順次広げていく予定です。