Factory Advance

中小製造業の収益を改善する生産管理クラウドシステム

クラウドで進める「工程管理」の新しいカタチ

製造業にとって「工程管理」は、製品の品質や納期、そして利益率を左右する極めて重要な業務です。しかし、いまだに多くの現場では、紙の工程表やホワイトボード、あるいはExcelで管理が行われており、リアルタイム性や正確性に課題が残っています。

そこで注目されているのが、「クラウド型の工程管理システム」です。インターネットを介していつでもどこでも情報共有ができるクラウド型の工程管理システムは、現場の見える化を進め、工程ごとのムダやボトルネックを解消する力を持っています。この記事では、「クラウド工程管理」がなぜ今必要とされているのか、そのメリットや導入時の課題やポイントを解説します。

工程管理とは?改めて見直したい「目的」と「課題」

工程管理とは、製造現場において「いつ」「何を」「どのように」生産するかを計画し、実行し、監視・改善する一連の活動を指します。目的は納期遵守、コスト管理、品質管理の3つ。ホワイトボードや紙の工程表の管理では情報が分散しリアルタイム性に欠けたり、属人化による問題やトラブルの対応が後手になりがちです。これらを解決する手段として、クラウドを活用した工程管理の導入が進んでいます。

クラウドを活用した工程管理のメリット

クラウド型の工程管理は、計画作成から進捗管理、実績集計までをクラウド環境で一元管理するシステムです。

特徴は以下の通りです。
1. リアルタイムな情報共有
2. ペーパーレスで効率化
3.工場にいなくても進捗管理できる

リアルタイム性、ペーパーレス化もとても大事なことですが、工場にいなくても製造の進捗がわかることのメリットが大きいと考えます。例えば、営業担当者が客先で進捗や納期を確認された場合、製造担当者に聞かなくてもクラウド型の工程管理システムを見れば状況を確認でき、回答できます。

クラウド工程管理を導入を導入する上での課題

課題①:現場が「システム慣れ」していない

現場スタッフがITに不慣れで、「面倒そう」「難しそう」といった心理的抵抗が強い。特に年配社員が多い現場では、“手書き”や“ホワイトボード”が長年の習慣になっており、変化への抵抗感が根強いケースがあります。特に年配の職人さんはパソコン作業になれておらず、クラウドシステムの操作に関しては不慣れが場合が多いと思います。したがって、現場の職人さんはクラウドの工程表を確認するのみで、登録作業はパソコンが得意な方や管理者が行うのが現実的です。

課題②:運用ルールが不明確で混乱が生じる

「誰が・いつ・何を・どう入力するのか」が曖昧なままスタートすると、入力漏れや二重登録が発生し、「結局手書きの方が早い」となるリスクがあります。事前にしっかりと運用ルールを固めることが重要ですが、運用後に気づくこともあります。その場合にシステムをチューニング・カスタマイズできるかがポイントです。カスタマイズできないクラウドシステムも多いので、導入時に運用後カスタマイズできるか確認することが重要です。

課題③:クラウド型工程管理システムの導入費用への不安

クラウドシステムの導入には初期費用や月額利用料がかかり、「うちにはまだ早い」「高いのでは」との不安があります。

クラウド型の工程管理システムにもたくさんの製品があります。一般的には機能が多ければ多いほど費用は高くなると考えられますが、実はそうではありません。同じ機能でも開発メーカーの規模間によって導入費用が1桁、2桁変わることがあります。いろいろなメーカーのシステムの説明を受けて比較されることをおすすめします。IT導入補助金を利用できるかもポイントです。

投資対費用効果をシミュレーションしたい場合には、「業務時間がどれだけ削減できるか」「請求漏れやミスによる損失がどれだけ防げるか」といったことから削減時間を算出し、5年間の合計を導入費用と比較できます。

クラウド型の工程管理システムなら「FactoryAdvance」がおすすめ

クラウド工程管理

FactoryAdvanceにもクラウド工程表機能が標準装備されています。見積、受注時に設計した工程、工数をもとにガントチャート型の工程表が自動で作成されます。ガントチャートに展開後も、バーを移動できるため負荷調整やスケジュール調整を画面上で行うことができます。

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投稿者プロフィール

尾畠悠樹
尾畠悠樹株式会社イーポート代表取締役  ITコーディネーター/キャッシュフローコーチ
FactoryAdvanceの開発販売を通して製造業の収益改善・DX推進に貢献したいと思っております。中小製造業の企業価値を高めるプラットフォーム「FACTORY SEARCH」の運営も行っています。プロフィールはこちら