Factory Advance

個別受注生産型製造業の案件管理クラウド

中野真司様
中小企業診断士・ブランドマネージャー

「原価×稼働率」で感覚と勘の経営からの脱却をサポート
中立の立場で選定。「原価」と「稼働率」の見える化で経営改善。

約40年に渡り広告業界で勤めたのち、中小企業診断士として独立をした中野さん。
中小企業診断士としての知識と広告業界での経験を活かし、ブランドマネージャーとして企業が抱える問題を根本から洗い出して経営改善の支援をおこなっている。

多品種少量生産をおこなう小規模製造業においては、個々の原価計算があいまいで、稼働率の悪さによる生産性低下も見受けられる。そうした問題を解消するため、中野さんは中立な立場で有益なツールとしてFactoryAdvanceを選択した。

製造業の経営改善を支援するうえで、FactoryAdvanceを選んだ理由や経営を立て直す上でデータが重要となる理由などを中野さんに詳しくお伺いしました。

経験と知識と公平な目で中小企業を支援

Q中野さんのお仕事について教えてください。

広告業界に約40年いたんですが、20年目くらいに中小企業診断士の資格を取りました。
このときは、経営についてきちんと理解することで、広告を単なる経費ではなく経営戦略のひとつとしておすすめできるようになると思ったからです。

中小企業診断士として独立した現在も、広告業界での経験から、差別化ポイントやお客様に何を訴えていくかなどの特色を突き詰めていくよう、根本部分から見直して、ブランドイメージを高めることが大切だと考えています。

そうした根本部分からの見直しをしてくためには、現状のデータ分析は欠かせません。小規模製造業においては、データ分析のためにFactoryAdvanceがとても有効だと感じています。

Q企業支援をする上でのスタンスを教えてください。

支援している企業さんにFactoryAdvanceをおすすめしていますが、代理店という立場ではありません。

中小企業診断士は、その商品やサービスを売るためではなく、支援する企業にとって必要なツールを適切に選択する必要があると考えているからです。
あくまで中立的な立場で公平に比較検討するようにしています。

わかりやすさ、使いやすさで選んだFactoryAdvance

QFactoryAdvanceを知ったきっかけを教えてください。

製造業の支援をするにあたって、色々な情報を集めました。
その中で、FactoryAdvanceのことを知り、資料請求をしたんです。
その他にも、複数の生産管理系のシステムを比較検討しました。

Qそれらの中からFactoryAdvanceを選んだ理由を教えてください。

ホワイトペーパーの内容が原価管理に絞った内容だったんです。

その内容は、製造業の中でも小規模で多品種少量生産の事業者さんにピッタリ合う考え方だと感じました。

もしも、単価の高い製品を年間数個製造しているような事業者さんの支援だったなら選ばなかったかもしれません。

それから、複数のシステム会社からオンラインで説明を聞いたんですが、FactoryAdvanceが一番わかりやすいと感じたからです。
直観的に操作できて、最小限の入力で必要な情報をまとめたり、閲覧できたりする感じですね。

小規模工場の経営者の方は、パソコンやシステムに詳しくない方も多いんです。また、少人数で回しているので、詳しい人を専門に置くこともできません。

システム自体が難しくて使いづらいと、せっかく導入しても現場の運用負荷が高くなり、活用できないことになりかねません。

私自身、それほどITに詳しいわけではないので、私が理解できないようなシステムでは、事業者さんも利用できないだろうという目線で選びました。

原価不明×負荷不明が、慢性的な赤字を生む

Q製造工場の経営改善のためにFactoryAdvanceのようなシステムが必要なのはなぜですか?

業績の低迷とは、なんらかの原因によって営業利益が出なくなっている状態です。 改善するためには、その原因を突き止めることが必要不可欠です。

実際に事業者さんの話を聞くと、材料費や外注費などの変動費に粗利マージンを乗せて見積もりを出しているケースがほとんどなんですよ。

だから、見積もり額が本当の意味で適正なのかがわかっていないんです。
そして、黒字や赤字と言っていても、それは年次決算の結果であって、商品単位や顧客単位での採算は見えていません。

支援に入った事業者さんで、製品10品目を抜き出して、Excelを使ってデータを分析したところ、なんと8品目が赤字だったことがありました。

すべての工程を出して、その工程にかかる費用と時間を計算して原価を割り出したら、見積もり価格が原価割れしていたものもあったんです。こうしてきちんとデータを分析することで、年間のトータルだけでは見えないものが見えてきます。

QExcelを使って分析をしていくこともできますか?

独自にExcelで分析するには、どのような項目をどのように収集するかの検討からはじめなければいけません。

複数の人で操作をする場合は煩雑になりますし、必要な情報を抜き出したり変更したりする場合はかなり手間がかかると思います。

そのため、簡易的な対応としてはExcelも良いのですが、長期的に運用することを考えると、やはりシステムを利用する方が効率的ですね。

システムの場合は長期的にデータを蓄積していくこともできますからね。それに、FactoryAdvanceの場合、原価計算だけではなく、各工程における稼働状況についての分析も可能です。

原価や在庫、稼働状況などをひとつのシステムで一元管理できるため、とても運用がしやすいと思います。

経営者のジレンマ

Qシステムを導入することで適切な経営判断がしやすくなるんですね。

そうですね。
ただ、実際に判断をするには怖さというものもあるんですよ。
たとえば、売上が厳しいと利益率が低い製品でも受注しなければ他の受注もなくなるかもしれない……とか、値上げを要求したら受注がなくなるんじゃないか……とか。
だからこそ、感情論ではなく数値で冷静に判断できる材料が必要だと思います。

Q工程管理に関してもシステムの活用が有効ですか?

大きなホワイトボードを使って工程管理をしている工場もありますよ。全員がそれをわかっていて活用できていれば、システムは必要ないと思います。
ただ、そうした仕組みがなく頭の中でやっているような場合は、システムを入れた方が効果的だと思いますね。
稼働率を上げていけば生産性も上がっていきます。
たとえば、一定の利益に達していない製品でも、稼働率が低いときならば受注した方が良い場合もあります。
ボトルネックになっている工程があるのならば、そこを改善することで全体の生産性が上がることもあります。
経営の改善には、原価と稼働率のバランスが大事なんです。
FactoryAdvanceでは、一回の入力作業でそれらが見える化できるので、具体的な改善案を出しやすくなります。

導入を選ぶのは経営者

Q多品種少量生産をする工場にはFactoryAdvanceの導入が有効ですか?

私はそう思っているので、支援している事業者さんにはおすすめしています。
ただし、あくまで導入するかどうかを決めるのは経営者さんです。
根拠や必要な理由、運用についてなどはきちんと説明しますが、その後の判断は経営者さんにお任せしています。

新しい仕組みやシステムを導入することには抵抗感がつきものです。
それでも、今は補助金も活用できるので、初期費用を抑えて経営改善のための一歩を踏み出してもらえたらいいのではないかなと思っています。

Q実際にFactoryAdvanceを導入する場合、何か不安材料はありますか?

事業者さんにとってはじめてのことなので、システムの使い方がわかるのか? とか、ちゃんと運用できるのか? といった不安はあると思います。
ただ、導入から半年間はサポート期間があるので、電話やオンラインで質問ができますからね。

私も何回かテストで触っているんですけど、どうしても途中で詰まってしまうことがあります。気軽に質問ができるのは安心材料になると思います。

もしも可能ならば、ちょっとしたことならオンラインマニュアルなどで調べられるようにしてもらえると、わざわざ質問をする手間も省けていいですね。

経営改善のためのステップ

Q経営改善に取り組んでいる中小企業様にアドバイスをお願いします。

長年経営をしている方は、特に経験や感覚、勘といったものに頼ってしまう傾向があると思います。また、売上を上げるために受注量を増やそうと外に目を向けてしまうかもしれません。

しかし、まずやるべきなのは、現状の原価や利益、稼働率などをしっかりと分析して、利益が出る品目や伸ばすべき技術を正確に把握することです。

そのうえで経営方針を決めていけば、効率よく着実に経営改善に向けて歩みを進めることができるはずです。