Factory Advance

板金加工業向け 定尺材・端材管理システム

  • 板金加工業に特化
  • 端材は1枚ずつQRで管理
  • Androidアプリ・ラベルプリンター対応

棚に残っている端材と、買った定尺材を1つのシステムで持ちます。端材は1枚ずつQRラベルで現物と結び、定尺材は引き当て可能残と欠品予定日で発注の判断を支える、板金加工業向けの材料管理システムです。

  • 端材は1行が1枚。切った残りは元の板から引き継いで登録し、二重計上を防ぐ
  • 板厚と必要な寸法から、収まる端材を無駄の少ない順に表示
  • 定尺材は引き当て可能残・欠品予定日・発注する日を1画面で確認

機能と導入の流れをまとめた資料です。フォーム入力1分でダウンロードできます

端材1枚の在庫カード。QR、在庫番号、板厚×横×縦、状態、保管場所、金額と、その板から切り出した端材
01

課題を確かめる

いま現場で起きていることと、放置した場合に何が起きるか

こんな状態になっていませんか?

  • 棚に使える端材があるのに気づかず、定尺材を買い足している
  • 端材の材質・板厚・寸法が担当者の記憶頼みで、探すのに時間がかかる
  • 切った残りが台帳に載らず、実際の棚と在庫の数字が合わない
  • 同じ板を2人が当てにしていて、加工の直前に材料が足りないと分かる
  • Excelや棚札で端材を管理しているが、使用後の更新が追いつかない

いずれも「現物」と「台帳」が別々に動いていることから生まれます。端材は1枚ごとに番号とQRを付け、定尺材は枚数で押さえます。数え方を分けたうえで同じ材質マスタに載せると、探す・買う・使うの判断を同じ数字を見て行えます。

端材を管理しないままにすると、何が起きるか

まず、同じ材料をもう一度買うことです。棚に使える端材が残っていても、材質・板厚・寸法が分からなければ発注前に確認できません。定尺材を切って、また端材が増えます。

次に、探す時間と段取りの手間です。使えそうな板を見つけても、板厚が合っているか、必要な寸法が取れるかを現物を測って確かめることになります。確かめる手間が大きいと、結局は定尺材を切る判断になります。

そして、棚の圧迫です。いつ入った板か、材質が何かが分からなくなると、廃棄の判断ができません。使う当ての無い板が棚を占め、使える板が探しにくくなります。

02

仕組みを知る

どうやってデータが集まり、どう次の判断に返るか

定尺材は枚数で、端材は1枚ずつ。数え方を分けて管理

端材を1枚ずつ在庫番号・板厚×横×縦・状態・保管場所・金額で一覧表示し、定尺材の引き当て可能残を並べた画面のイメージ

端材は1件の在庫が1枚の板です。登録すると「登録日+連番」の在庫番号が付き、材質・板厚×横×縦・登録日を載せたQRラベルを印刷して現物に貼ります。板を切ったら元の板を選んで残りの寸法を入れるだけで、元の板は使用済になり、材質・板厚・ロット番号を引き継いだ新しい端材が登録されます。二重に数えることも、履歴が途切れることもありません。

探すときは、板厚と必要な横×縦を入れると収まる板だけが面積の小さい順に出ます。「ステンの2ミリでサブロクくらい入るもの」のような言葉や、図面のPDFから条件を起こすこともできます。読み取った内容は必ず人が確認し、板が収まるかどうかの判断は寸法検索が行います。

定尺材は、在庫表・入庫予定・引き当て・入出庫の記録が1つの画面にまとまります。図面を作った時点で使う枚数を引き当てると、現物は減らずに引き当て可能残が減り、欠品予定日と発注する日の目安が分かります。定尺材と端材は同じ材質マスタを使うため、比重やキロ単価を二重に持つ必要がありません。

主な機能

  • 端材在庫 一覧/登録

    1行が1枚の板です。登録日と連番からなる在庫番号が自動で付き、同じ板が複数枚あれば枚数ぶんの行と番号ができます。

  • QRラベルの印刷

    QR・在庫番号・材質・板厚×横×縦・登録日を載せた券面を、ラベルプリンター(mC-Label2)またはPCからA4に印刷します。汚れても同じ券面を刷り直せます。

  • 切った残りの登録

    元の板を選んで残りの寸法を入れると、元の板は使用済になり、材質・板厚・ロット番号を引き継いだ端材が新しい番号で登録されます。

  • 寸法で探す

    板厚と必要な横×縦を入れると、収まる板だけを面積の小さい順に表示します。目方向の指定が無い材料では90度回転も考慮します。

  • 言葉で探す

    「ステンの2ミリでサブロクくらい入るもの」といった言葉を、材質・板厚・寸法の検索条件に翻訳します。検索は人が確認してから実行します。

  • 図面から探す

    図面のPDF・画像から材質・板厚・展開寸法を読み取り、人が確認・修正したうえで使える端材の候補を出します。

  • 端材指示書の発行

    板を1枚選び、図番と員数を書いたA4の指示書を発行します。発行と同時にその板は予約ありになり、二重予約を防ぎます。

  • 現場での照合・出庫

    Androidアプリまたはスマートフォンのブラウザで指示書のQRと材料のQRを読み取り、同じ板か照合してから出庫します。バーコードリーダーにも対応します。

  • Androidアプリ

    現場の端末から端材の登録・検索・予約・出庫と、ラベルプリンターへの印刷を行います。

  • 重量・金額の自動算出

    横×縦×板厚×比重で重量を、キロ単価を掛けて金額を計算します。棚に眠っている端材の金額が一覧で分かります。

  • 長期滞留の集計

    入庫から一定か月(既定6か月・設定可)過ぎた在庫を集計し、古い順に並べてまとめて廃棄できます。

  • 定尺材の在庫表

    現物・引き当て済み・引き当て可能残・入庫予定・安全在庫・欠品予定日・発注する日を1画面に並べます。

  • 定尺材の引き当て

    使用予定日と枚数(案件番号は任意)で先に押さえます。現物は減らず引き当て可能残が減り、在庫0枚でも引き当てられます。

  • 入庫予定の取り込み

    注文書PDFから納期・数量を読み取ります。確認表で材料を確定してから登録し、届いたら入庫を記録します。

  • 棚卸

    数えた枚数を入れて確定すると差が反映されます。数えている間も入出庫は止まりません。棚卸し表を紙に印刷できます。

板金の材料管理で外せない3つの要件

  • 現物と台帳が1対1で結ばれていること

    同じ寸法の端材でも、物理的には別の板です。1枚ごとに番号とQRを付け、台帳の1行が棚の1枚を指す形でないと「あるはずの板が無い」が繰り返されます。

  • 切った後の親子関係が残ること

    端材からさらに端材が出ます。元の板を使用済にして残りを新しい番号で登録する流れが無いと、同じ板が二重に数えられるか、履歴と現物の対応が失われます。

  • 二重予約を防げること

    図面を作った人と現場が同じ板を当てにする事故は、台帳が予約の状態を持っていないと防げません。指示書の発行と予約を1つの操作にし、他の担当者が押さえた板には指示書を出せないようにします。

「探す」から「使い切る」までの仕組み

定尺材の在庫表。材料ごとに現物・引き当て済み・引き当て可能残・入庫予定・安全在庫・欠品予定日が並び、欠品予定と安全在庫割れの印が付いた画面のイメージ
横にスクロールできます
引き当て可能残と欠品予定日が同じ行に並ぶので、買う判断と納期の判断を分けて行えます

端材の選定は3段階で進みます。まず材料の条件を合わせます。材質・板厚・表面処理・目方向・予約の有無です。次に寸法で候補を出します。必要な横×縦が収まる板を、面積の小さい順に並べます。最後に現物で確かめます。画面の候補は加工の保証ではないので、指示書を持った現場が板のQRを読み、手元の紙と現物が同じことを目で確かめてから出庫します。

定尺材の側では、判断に使う数字を1つに絞っています。引き当て可能残=現物−引き当て済みです。棚に何枚あるかではなく、まだ約束できる枚数です。図面を作った時点で枚数を引き当てると、この数字が減ります。在庫が0枚でも引き当てられるので、先に発注が要る仕事も計画に載せられます。

行に付く印は、色だけに頼らず文字で出します。「欠品予定」と「安全在庫割れ」は別のことを言っています。

  • 引き当て可能残

    現物 − 引き当て済み

    棚に何枚あるかではなく、まだ約束できる枚数です。判断に効くのはこちらで、表では太字で出します。

  • 欠品予定

    意味約束した板が足りなくなる日

    設定した日数以内に引き当て可能残が0を切る材料に付く印です。納期の判断に使います。

  • 安全在庫割れ

    意味棚に積んでおく枚数を割った

    現物が安全在庫を下回った材料に付く印です。買う判断に使います。欠品予定とは別のことを言っています。

  • マイナス

    意味入庫の記録漏れの可能性

    在庫を超える出庫も記録でき、その行にはマイナスの印が付きます。足りないことを隠さず、棚卸で直します。

材料が入ってから端材が無くなるまでのサイクル

  1. 定尺材を入庫し、図面を作った時点で使う枚数を引き当てる
  2. 引き当てを消し込んで出庫し、加工する
  3. 切った残りを端材として登録し、ラベルを貼る
  4. 次の仕事では寸法・言葉・図面から使える端材を探し、指示書を発行して予約する
  5. 現場で指示書と板のQRを照合して出庫し、残れば元の板から引き継いで再び端材として登録する
次の案件へ戻る

長く残った端材は長期滞留として数えられ、入庫が古い順に並べてまとめて廃棄できます。「残せる」板ではなく「使う当てがある」板だけが棚に残る状態を保ちます。

まずは資料で全体像を確認できます

機能と導入の流れをまとめた資料です。フォーム入力1分でダウンロードできます

03

他と比べる

他の手段との違い

Excel・棚札での管理との違い

Excelと棚札でも、枚数を記録すること自体はできます。ただし端材は1枚ごとに寸法が違い、切るたびに姿が変わります。行を書き換える運用では、どの板がどこから生まれたかが追えず、現物と台帳のずれが積み重なります。

観点Excel・棚札Factory Advance
端材の記録単位 材質ごとの枚数や面積 1行が1枚。在庫番号とQRで現物と結ぶ
切った残りの扱い 寸法を手で書き換える 元の板を使用済にし、属性を引き継いだ端材を新番号で登録
使える板の検索 目で探す・記憶に頼る 板厚と必要寸法から、収まる板を面積の小さい順に表示
予約 口頭・メモ 指示書の発行と同時に予約。他の担当者の板には発行できない
現場の出庫 事務所に戻って書く スマートフォンで指示書と板のQRを照合して出庫
定尺材の発注判断 現物の枚数を見る 引き当て可能残・欠品予定日・発注する日を1画面で確認
金額の把握 集計しない・別計算 比重とキロ単価から1枚ごとに自動算出

端材の記録単位

Excel・棚札
材質ごとの枚数や面積
Factory Advance
1行が1枚。在庫番号とQRで現物と結ぶ

切った残りの扱い

Excel・棚札
寸法を手で書き換える
Factory Advance
元の板を使用済にし、属性を引き継いだ端材を新番号で登録

使える板の検索

Excel・棚札
目で探す・記憶に頼る
Factory Advance
板厚と必要寸法から、収まる板を面積の小さい順に表示

予約

Excel・棚札
口頭・メモ
Factory Advance
指示書の発行と同時に予約。他の担当者の板には発行できない

現場の出庫

Excel・棚札
事務所に戻って書く
Factory Advance
スマートフォンで指示書と板のQRを照合して出庫

定尺材の発注判断

Excel・棚札
現物の枚数を見る
Factory Advance
引き当て可能残・欠品予定日・発注する日を1画面で確認

金額の把握

Excel・棚札
集計しない・別計算
Factory Advance
比重とキロ単価から1枚ごとに自動算出
04

導入する

稼働までの手順と、よくある疑問

導入までの流れ

  1. 材質・表面処理・保管場所を登録する

    材質は比重・キロ単価・標準板厚・目方向を持ちます。CSVでまとめて登録できます。

  2. 定尺材の品目と現在の枚数を入れる

    いま棚にある枚数を入れ、安全在庫と発注先のリードタイムを決めます。

  3. 棚にある端材を登録し、ラベルを貼る

    材質・板厚・横×縦・保管場所を入れて在庫番号を付け、QRラベルを刷って現物に貼ります。

  4. 指示書と現場の読み取りを試す

    事務所で指示書を発行し、現場の端末で指示書と板のQRを照合して出庫する流れを確認します。

  5. 棚卸で台帳と現物を合わせる

    数えた枚数を入れて確定し、以後は入出庫のたびに台帳が動く状態にします。

ラベルプリンターは mC-Label2(USB/有線LAN/無線LAN/Bluetooth の各モデル)に対応しています。本体は実費(6万円程度)でご用意いただきます。プリンターが無くても、PCからA4に印刷して切って貼る運用で始められます。

用語解説

定尺材
買ったままの規格寸法の板です。同じ材質・寸法をまとめて枚数で数えます。
端材
定尺材を切った残りの板です。1枚ごとに寸法が違うため、1行を1枚として管理します。
在庫番号
登録日と連番からなる番号です(例 20260830-013)。券面のQRと台帳の1行を結びます。
引き当て/引き当て可能残
使う予定として枚数を先に押さえることと、現物から引き当て済みを引いた残りの枚数です。
目方向
板の圧延方向や表面の筋の向きです。指定がある材料は向きを変えて使えません。
長期滞留
入庫から一定期間が過ぎても在庫のままになっている板です。
安全在庫/欠品予定日
下回りたくない枚数と、引き当て可能残が0を下回る最初の日です。
展開寸法
曲げる前の平らな状態の寸法です。完成品の寸法とは異なります。

よくある質問

端材は1枚ずつ管理するのですか?

1行が1枚の板で、数量の欄はありません。登録すると登録日と連番からなる在庫番号とQRラベルが1枚ごとに付きます。

切った残りの端材はどう登録しますか?

元の板を選んで残りの寸法を入れます。元の板は使用済になり、材質・板厚・ロット番号を引き継いだ端材に新しい在庫番号が付くので、二重計上になりません。

定尺材を切ったら、自動で端材として登録されますか?

いいえ。定尺材は枚数で数え、端材は1枚ずつ数えるため、台帳を分けています。切った残りは端材として登録してください。端材からさらに切り出すときは、元の板を選ぶと材質・板厚・ロット番号が引き継がれます。

現場で使うのに事務所のPCは要りますか?

出庫の操作には要りません。事務所で発行した指示書のQRと材料のQRをAndroidアプリまたはスマートフォンのブラウザで読み取り、同じ板か照合してから棚の前で出庫できます。

ラベルプリンターは必要ですか?

PCからA4に印刷して切って貼る運用でも使えます。ラベルプリンターを使う場合は mC-Label2(USB/有線LAN/無線LAN/Bluetooth の各モデル)に対応しており、プリンター本体は実費(6万円程度)でご用意いただきます。

定尺材の発注もできますか?

発注そのものは生産管理システム側で行います。この画面では入庫予定と、欠品予定日からリードタイムを引いた発注する日の目安までを扱います。

料金はどうなりますか?

板金加工業向けの専用パッケージのため、Factory Advance の各プランとは別の料金体系です。料金は別途お問い合わせください。

既存の生産管理システムは置き換える必要がありますか?

ありません。発注や案件の管理は今のシステムのままで、この仕組みは材料の現物・棚・予約・履歴を持ちます。

L字や穴あきの端材も管理できますか?

管理の対象は矩形の板です。寸法は板厚と横×縦で持ち、異形の形状そのものは扱いません。

図面や言葉での検索はAIに任せきりで大丈夫ですか?

AIが行うのは言葉の翻訳と図面の読み取りだけです。内容は必ず人が確認・修正し、板が収まるかどうかの判断は寸法検索が行います。

まずは資料でご確認ください

導入事例と機能の詳細をまとめた資料を無料で配布しています。実際の画面を見ながらのデモも承ります。

機能と導入の流れをまとめた資料です。フォーム入力1分でダウンロードできます